ぶちまけ日記

女子校に通う喪女のオタク日記です。音楽小説アニメなど雑多に下ネタも。

救世主



救世主って言葉は世界を苦しみから救った人って意味らしいけど、わたし個人を救ってくれた人はなんて言葉で表せばいいんだろう?


この題だとなんだかおかしな記事だな、と思われそうだ。だけどそんな突飛な話じゃない。
今日はわたしの世界一特別にだいすきなバンド、スピッツについて書こうと思う。


中学1年生の13歳のとき、スピッツの「夢追い虫」という曲を聴いた。

夢追い虫

夢追い虫


吐きそうなくらい 落ちそうなくらい エロに迷いこんでいく おかしな夢ですが リアルなのだ 本気でしょ?

これを聴いて頭がガツーン!と殴られたようになった。わりと真面目だったわたしはロックは不良が大人への反抗を歌うもんだとばかり思ってた。けど、ロックってこういうことなんだって知ってしまったのだ。ちなみに、これには賛否両論あると思うけど、わたしは未だにスピッツはロックバンドだと思っている。ロッカーではないけど、やっぱりロックだ。

ここからわたしのロックへ、音楽への昏倒が始まる。90年代邦楽バンド、80年代の洋楽バンド、昭和歌謡、60年代米グループなど中高生にしてはいろんなジャンル、いろんな音楽を聴いた。(といっても、言うほど詳しくないが)


話を戻すが中学1年生のときのわたしはいわゆる思春期真っ只中だった。家庭環境も最悪の絶頂期で、わたしは反抗期を通り越してもう抜け殻みたいに過ごしてた。まあ、18年という短い歳月の中ではいちばんどん底だった。
そのときにスピッツに出会ってから、スピッツはわたしの救世主だ。
そこから立ち直って、いろんな音楽を聴いたり音楽以外の趣味ができた後も、いっぱいいっぱいで参ってしまうときには気づいたらスピッツを聴いてる。
13歳のわたしがひとりでベッドで泣いてたとき、救いだしてくれたただひとつの存在。

スピッツの音は、草野マサムネのくれる言葉はわたしにいつも寄り添ってくれる(わたしが勝手に都合よく解釈してるだけだが)。
たぶん、きっとどんな人にもそんな特別な存在があると思う。

わたしの世界を救ってくれたスピッツは、やっぱり救世主だ。